百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

2019-12-19から1日間の記事一覧

Prisoner of love

おいおい、本当にこれがてっちゃんの曲かよ、と思ってしまった1曲。なんつーか、とにかくクサイ!雑誌「What's in」でおなじみのインタビュアー平山雄一氏が「問題作」と言っていたのに大きく頷いてしまった。 てっちゃんはThe Momentsのハリー・レイが大好…

Simple Words

2006年ファンの集いでのアルバム収録曲初披露で歌われた。アジアツアーをやって、現地の言葉で一緒に歌えるような曲ができないだろかと思った安岡優さんが作詩家:安岡優に依頼して作られた(笑)…という風に自分に対してテーマを提示して発注したので、作りや…

SAYONARA

男くさくて、ど太いアッパーチューン。平歌は完全なファンク、サビはポップ。 ホーンセクションの乾いた感じ、ファンクのリズム、歌詩となにもかもが男臭い平歌部分の後に続き、高めのコーラス、ポップなメロディ、麗句が並ぶロマンティックな歌詩があいまっ…

The Ruler

聴いた瞬間に「なんじゃこりゃあー!」とぶっ飛んだ。山田ひろし&酒井雄二コンビの曲と知って、エロ曲?と期待していたが、期待以上だった。鈍器で殴られたぐらいの衝撃を受けて、改めて「酒井雄二ってすげー!」と思った曲である。 酒井氏にしか作れないだ…

Let it go

『陽のあたる坂道』のカップリングで1分少々だけプレビューされた曲。『Platinum Kiss』のプレビュー曲が『狂詩曲』でインパクトが大きかっただけに、ポップすぎてちょっと拍子抜けだった。しかし、アルバムでフルで聴くとまた違った印象がする。 『Lean on …

Lean on me

1998年発表のアルバム「The Nu nation Project」よりカバー。このアルバムは、Kirk Franklinにとっての最高傑作であるだけでなく、90年代のコンテンポラリー・ゴスペルを代表する一枚と評されているものなので、(すぐに見つかりますし)お時間のあるときに…

狂詩曲

タイトルは「ラプソディ(rhapsody)」。Wikiによると、「叙事的で民族的な内容を持つ自由な楽曲。(中略)特定の楽曲形式を指す言葉ではなく、表現する内容と表現の方法に関係する名称」だそうだ。「叙事的」で「民族的」というところが当てはまるんだろう…

Love has the power

コンテンポラリー・ゴスペルの大御所、Kirk Franklinに作ってもらったオリジナル。ゴスペラーズのオリジナルとしては、全編英語詞は初めて。ご一緒にお仕事した縁でどさくさに作ってもらったような印象だけれど、なかなか力のある名曲。まさにコンテンポラリ…

Street Corner Symphony

同名の、ゴスペラーズ出身アカペラサークルに贈った曲。贈った曲ということで、全編CDに入れることはせず、インタールードとして一部だけ入れている。 Doo-Wop調なのだが、コーラスや節回しが独特で歌うのは結構難しいと思う。 初出は2004年12月25日に早稲田…

コーリング

てっちゃんが、”あの”清水信之さんにアレンジしてもらって大喜びな一曲。アレンジが出来上がってきたとき、思ったとおりの出来に大満足で気分も上がったそう。やりたいことをすべてわかって作ってくれた、と絶賛していた。 さて、”あの”清水信之さん、と言わ…

Yes,No,Yes...

安岡氏が、メンバーから大人に聞かれたら眉をしかめられそうなあだ名を付けられまでに至った問題作(笑)歌詩はそのものズバリ、最中です(爆)本人いわく、色っぽい詩は『熱帯夜』や『パスワード』でも書いてきてるから当たり前に受け入れられるかと思った…

シアトリカル

酒井氏のひねくれた部分(爆)が全開のテンポのイイ曲。ただノリがよくていい曲~…ではすまされないのはそのひねくれた歌詞によるところが大きい。まずもって「人生はしょせんサーカス」なんてのがひねくれてる。サーカスの終わりの「しゅうえん」(終演)が…

エンドロール

パチパチのインタビューを受けるなら、“二人の天才が生み出した楽曲”ということになるのか(笑)北山氏曰く、実時間どおりに出来上がったそうな。北山氏が天才なのか、ピアノを弾いた妹尾氏が天才なのか私にはわからないが。作詩をした安岡氏も天才らしい。…

アンジュナ

このアルバムの面白いところのひとつが、この曲にも代表されるのではないかと思う。王道ソウルもあれば、Reflectionsのようにファンク調の曲があったり、Sweetのように少しブルージーな曲があったり、そして、この曲はとてもフォーキーな感じがする。イメー…

Sweet

このアルバムのなかで、一、二を争うエロ曲(きっぱり言い切る!)。さて、問題です。あなたは、『Sweet』と『Yes,No,Yes…』とどっちがエロいと思いますか?コレの答えは解答者の経験と趣味、嗜好と大いに関係が深そうなので、私はあえて解答を避けたいと思…

Real tight

『Reflections』に続き、サウンドはファンク寄りで、SOYSOULが一枚噛んでいるのが如実にわかる。作家コンビは、作詞が山田ひろし氏、作曲が酒井氏と村上氏である。山田氏&酒井氏のコンビというと、私としては『Atlas』を思い出すのだが……オトナになったな(…

Reflections

まるでこの後ZOOCOが歌いだしそうなこれぞSOY SOUL!というイントロからシビレル。こういう生楽器のちょっともたっとした感じやいなったい感じがイイ味になっている。ちなみに、SOY SOULとはソウル・ファンクなどをやってるグループです。詳しくはHPなどを参…

You are my girl

安岡優作詩、村上てつや・松本圭司作曲のみごとなバランス感覚を呈する楽曲。イントロで震えが起こるほど、すばらしくブラックミュージックのテイストを踏まえている。トラックをK-Muto氏が作っているためビート感は新しく、しかし、メロディやコーラスワー…

めぐる想い

酒井さん作曲のしみじみイイ曲。エンディングにピッタリの穏やかながら考えさせられる曲。いっそのこと『星屑~』入れないでいろはで始まりこの曲で終わる流れにしてしまえばいいのに、と思う。 シンプルだからこそ映える曲だろう。ここにどんな楽器が入って…

シエスタ

安岡優作詩作曲のアカペラらしいようで、なかなかない曲。初めて発表されたのは、アカペラ街の時。ライブの冒頭で安岡氏が静かに歌いだすのが印象的だった。“シエスタ”は昼寝のこと。スペイン語圏では常識的なことで、仕事に就いている人でも、シエスタの時…

Tiger Rag

THE MILLS BROTHERSが1931年に出した曲のカバー。アカペラ人でも歌われた。ひたすらトラをおっかけてるだけのゆかいな曲。酒井さんの強烈な舌回しは驚異的。ヤングがマネすると「パタリロ」に聞こえる、と数年前からもっぱらの評判。当たり前のことかもしれ…

FWFL

もうこれは名曲中の名曲!酒井氏のヒューマン・ビート・ボックスの上に5人の声が乗っているため、ライブではどうなるのか?というのが目下の興味。 歌詞はじっくり見なくてもすぐにわかる、エロ系でございます。山田ひろし氏が作詞で絡むと、どんどんエロ系…

金色の翼

実に北山さんらしい不思議な雰囲気の曲。タイトルが発表になったときから北山さんっぽいタイトルだなぁ、と思っていたら、曲だけでなく、なんとビックリ、北山さんが一曲丸々歌っていた。 某雑誌で、歩くのに右足が地につかないうちに左足を上げて、その左足…

I Miss You

村上てつや、自分の趣味を追求する!を絵に描いたような楽曲。ファルセットで歌い上げる様子は、70年代あたりのスウィートソウルを思わせる。本人曰く、「sad soul」だそうだが、それは歌詞の印象が大きいだろう。 そんなこの歌は、意外な誕生秘話?を、持つ…

Moon glows(on you)

安岡優、最高!天才!!2003年の集いで聴いて、ヤンマニ度(笑)があがった一曲。 スウィートな曲調と歌詩。サビはメロの上下に字ハモが入り、その後ろでファルセットがないている。…という、60年代ホワイト・ドゥーワップのスタイルを取り入れている。タイ…

北極星

ツアーにマニュピレーターとして参加してる宇佐美さんが作曲した曲。宇佐美さんの中で、Aメロは北山さん、次いで黒沢さんが歌う、と決めていたそうだ。大サビは高すぎて黒沢さん以外でない。というか、黒沢さんも絞り出したらしい。妹尾さんといい、宇佐美さ…

潮騒

黒沢薫作曲、作詞は違うがタイトルはやはり黒沢氏。某男前3人組のファン(笑)は、一様にこのタイトルに反応を示したとかなんとか。(今は2人組ですねS.O.S.)しかし、私は村上氏と同じ読みで、「(山下)達郎さんと同じタイトルにして~~」と思った。黒沢…

RIDIN’ HIGH

村上氏がただただ「新しい車が欲しいなぁ…」という、新しい車に対する思いを馳せて作った曲(笑)ロングボードが乗るような、現代のオシャレ感とは無縁の車(グロリアのことか?)を買ったそうだが、一体何台目だろう…?それにしても、村上氏はよほど思いを…

いろは

アルバムのオープニングを飾る、ゴスペラーズの所信表明といってもいい含蓄ソング。なにげなく聴いていると、ノリのいい、“ABCD~♪”言ってる歌としか捉えられないかもしれないが、よく聴いて歌詞を眺めてみると、酒井氏のそしてゴスペラーズの信じるところが…