Tiger Rag
THE MILLS BROTHERSが1931年に出した曲のカバー。
アカペラ人でも歌われた。
ひたすらトラをおっかけてるだけのゆかいな曲。
酒井さんの強烈な舌回しは驚異的。
ヤングがマネすると「パタリロ」に聞こえる、と数年前からもっぱらの評判。
当たり前のことかもしれないが、酒井さんも黒沢さんも
アカペラ人のときとは比べ物にならないぐらいすごいことになっている。
アカペラ人は芝居のテーマとして、今のカルテットコーラスの起源を辿っていた。
その起源というのが、1890年代頃アメリカ流行ったバーバー・ショップ・カルテットである。
その名の通り理髪店で、のど自慢がコーラスを競うというのが全米に広がったものだ。
このミルスブラザーズも父親が理髪店を経営していて、そこから出てきた。
この曲でも声帯模写がフィーチャーされているが、
なぜミルスブラザーズがそういう模写を行うようになったかという理由がおもしろい。
最初は、よくカズー(楽器)を使っていたそうなのだが、ある日カズーを忘れてしまい
カズーで吹くはずだったパートを即興で口真似したのが受けて、
以後それが持ち味として、トランペットなどの模写をするようになったんだそうだ。
余談ながら、ミルスブラザーズは4兄弟だそうだ。
4兄弟というと、アカペラ人での大吉・中吉・小吉・末吉4兄弟を思い出す(笑)
(実際名前が出たのは小吉以外の3人だけなので、小吉は推測。たぶん正解)
上から北山・黒沢・安岡・村上、というおかしな兄弟だった(爆)
ゴスではリーダであるてっちゃんが、
半人前とみなされて仕事させてもらえない末っ子だなんておもしろすぎる(笑)
ちなみに酒井さんはお客さん。