百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

Lean on me

1998年発表のアルバム「The Nu nation Project」よりカバー。
このアルバムは、Kirk Franklinにとっての最高傑作であるだけでなく、
90年代のコンテンポラリー・ゴスペルを代表する一枚と評されているものなので、
(すぐに見つかりますし)お時間のあるときにご一聴を。

オリジナルの「Lean on me」はR.KellyやらMarry.J.BligeやらBonoやら有名人が参加して話題になった一曲。

やっぱり訳すのはウェブ翻訳にでも任せるとして、
世の中にはありとあらゆる悲しいことが山ほどあるけど、すぐ隣には私が居るから。
「shoulder」も「lean」も比喩だけど、
その比喩がとても優しいよねぇ…日本語だったら臭くて受け止められないけど。
ゴスペルだということを考慮して、キリスト教徒であろう人に
「How can I Jesus」と言わしめる世の中だけど、
神様より何より、すぐそばの人を信じようよ、ってことか。
あぁ、「汝の隣人を愛せよ」なんだなぁ、これって。
誰かや何かを愛したり信じたり出来る自分に誇りを持つことが素晴らしい、と
ワタシなら受け止めるけど、皆さんはいかがでしょう。
こんなストレスが多い世の中だけど、愛したり信じたりできるような心の豊かさを
持ち続けていたいものだ。

『Love has the power』もそうだけど、それ以上に誰かさんの英語の発音が凄まじい…。
どバラードだから目立ってしゃーない。
Aメロ2番手で出てくる酒井氏の声に心よりほっとする。
特にあの酒井氏の歌い方はここしばらくにないなつかしの“クリスタルボイス”を彷彿とさせる。
一時期、男臭さに走りまくっていたけど、これもまた自分の魅力なんだなぁと咀嚼したのかなと思う。
やっぱり男の子だから、褒め言葉が「綺麗な声ですね」だけでは納得できない頃があって
それはそれで当然なんだけど、ここにきて大人になったってことなのかな。
自分を受け止めるという作業は大変困難だが、それをクリアした人間ほど強いものはない、
ということで、今後の酒井雄二の幅広いうたうたい人生に期待。