百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

One More Day

「ひとり」とともに、「vol.4」アカペラ収録曲競争に負けた一曲。
よって、制作されたのは98年ぐらいだと思われる。
その証拠に、東海地区ローカル番組「ON×3」で村上氏が口ずさんでいるシーンがある。
トークのシーンに被っているのでわかりにくいが、
酒井雄二ショーの回ではなかったかと思われるので、
思い当たり映像をお持ちの方は探してみては?
確か、「夕シャフ」発売の頃であったかと思う。

そんなこの曲が日の目を見たのは、2000年アカツアー「アカペラ門」。
村上氏がこのツアーのテーマにと、「ひとり」とともに引っ張り出してきたのである。
村上氏がモスバーガーから黒沢氏の元に
「今度のアカペラツアーのテーマソングにこの曲を使うから」と言うと、
「いいんじゃない?」とさらっと黒沢氏は答えたそうだ。
しかし、当の本人はすっごい嬉しかったんだって。
妙なところで、意地っ張りな人なんだから(笑)

そのライブで、この曲はオープニングとエンディングに歌われた。
オープニングでは独唱での歌い継ぎ、エンディングでは最後にドラムロールが入っていた。
(このドラムロールは北山氏が自ら録音したのだとか)
いや、正確にはオーケストラの演奏が入っていたのだが。
おかげで、今でもこの曲を聴くと、
最後は雪が降ってきて(舞台上で雪を降らせていたので)、
ドラムロールが鳴るものだと私は錯覚してしまう(苦笑)

だいたい今までの流れ上、想像されたかと思うが、
この曲もアカツアーの時とアルバム収録曲では歌詩が違う。
そして、前の歌詞のほうが好きだった…。
「もう一度描き始める、夢も未来も解けていくから~♪」という歌詩が大好きだったのに。
しかも、アルバム収録のアレンジではコーラスが曲全体に入っているが、
アカツアーの時は、5人が歌い継いでいた。
「soul serenade」の制作に至る話の中でよく、この歌い継ぎの話が出ていた。
この曲の歌い継ぎをしたことで、歌という原点に立ち返った、という話である。
確かに、あの歌い継ぎは「ヴォーカルグループ」として、いちばんいい形を見せてもらったと思う。
ただし、歌い始めの黒沢氏が音取りを間違えるととんでもないことになる。
ゴス坂ツアー2000@大阪の時に、音取りに失敗し、高い音で黒沢氏が歌い始めたため、
後の人がひっくり返りそうになっていた。
顔を真っ赤にして歌う安岡氏には同情した…(苦笑)

 
G10投票 20位。