百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

或る晴れた日に

50年代ゴスペルを意識した、アカペラチューン。
ソウル・スターラーズというグループのとある曲(「I want to rest」)を参考に作られた。
実にうまく「参考」にしているのがよくわかる一方で、
村上氏がいかに音楽に精通しているかということが垣間見られる。

97年のアカペラツアー「アカペラっぽいの好き」で
「アカペラっぽいの好き」という曲として初めて歌われた。
その時はまだ形が違っていて、
安岡パートはなかったし、酒井パートの歌詞は
「アカペラっぽいので、世の中を挑発/いつのまにかリーダー、ウザいほど長髪♪」
という歌詞だった。
脚韻(脚韻どころではないなぁ)を踏むために
自分を犠牲にした歌詞を書いた村上氏に敬意を表しよう(笑)
実はサビのコーラスの付け方も微妙に違ったりと、
「アカペラっぽいの好き」と「或る晴れた日に」では少しずつ形が違っている。

この曲はアカペラでありながらノリがいいので、
アカツアーの時のなりきりによく使われている。
2000年のアカツアー「アカペラ門」では公演が重なるにしたがって、
パートが1つずつ増えていき、
最終的には客席を6パートに分けて歌うという盛り上がりをみせた。
アカツアーなのでお客さんの人数が元々少ない上に、
細かくパートわけされたので、1パートの担当人数が少なくなり、
一人一人の責任が大きくなったため、やたら気合を入れて歌ったものである。

2001年のアカツアー「アカペラ街」では、
客にこの曲でなりきりをさせた上で、
メンバーが思い思いに歌うということをやった。
その頃、「ひとり」がブレイクしたのに「告白」が忘れられていることを悲しんでいたメンバーは
ことごとく「告白」を歌っていた。
あれはとっても面白かったが、切なさもいっぱいだった…。