百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

THAT’S WHAT I WANT

98年、ゴスペラーズアメリカに行った時に、レコーディングされた曲が元になっている。
チャレンジアメリカ2でアメリカに行った時、
アメリカの新しい音を学びに行こう」ということで、
「soul man」を管理している音楽出版会社の社長、ランス・フリード氏と出会った。
この方の父親はアラン・フリードという方で「Rock'n Roll」という言葉を
アメリカに広めた人なんだそうだ。
この辺の件は話がとても長かったので、省略。
そのランス・フリード氏の管理している会社に所属する作家の
「今の音」を紹介してもらえないだろうか?ということで、
SWVなどにも曲を提供しているマーク・ミュラー氏を紹介してもらった。
いくつか聴かせてもらったデモテープの中で、いちばん気に入った一曲が
この「THAT'S WHAT I WANT」だったんだそうだ。

この英語のテイクは、当時村上氏がFM NORTH WAVEでやっていた
「SOUL HEAVEN'S DOOR」でオンエアされた。
そのとき、村上氏は「必ずいつか皆さんに届けます」と宣言していた。
それから約1年後、本当に届けられたのである、日本語詞になって。

元の英語の歌詞ではサビが
「That's what I want/That's what I need/That's what I want/Someone like you」
という歌詞だった、たぶん(私のヒアリングが正しければ)。
そして、日本語詞は皆さんのご存知のとおりだが、あれは「訳詞」ではない。
どちらかというと、英語のリズムを生かした詞になっている。
また「パワー全開、無限大/心にゴールなんてない」と
脚韻になっているところからして、
やはり全体的に言葉のリズム感を生かした作品となっている。