百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

FIVE KEYS

アルバムのタイトルチューン。
タイトルからも分かるように、前のアルバムの「5つの鍵の伝説」から繋がっているわけである。
「5つの鍵の伝説」では、「鍵」を「君」に渡しているわけだが、
この曲では、「鍵」はみんなそれぞれに持っているものなんだ、と歌っている。
それで、その「鍵」をどうすればいいのか?っていうところも歌われているわけで、
そこから後は歌を聴いて下さい。

また、この曲はこのアルバム全体のテーマを表していて、
「歌の筋トレ」を体現している。
ゴスペラーズ=キレイなハーモニー」という枠組みを壊すかのごとく、
熱く歌い上げているし、歌詞もラブソングではない。
それは、ライブではもっと顕著に表れていて、
ヘッドバンキングする5人が見られるし、衣装を脱いでしまうこともある。
ヘッドバンキングは、てっちゃんがFIVE KEYS@広島の夜に行ったソウルバーで、
ゴスペルのクワイア何十人かが一斉にヘッドバンキングしているPVを見て、これだ!と取り入れた。
なので、ヘッドバンキングがはじまったのは、五鍵@神戸からである。
アレンジも聴くたびに少しずつ変わっていて、
99年の学園祭ツアーより後は「カモン、ジャンプ!」がなくなってしまった…。
そろそろ飛びたくなってきた(笑)
なりきりで歌われることもあるが、そのときもどのなりきりより盛り上がっているような気がする。
しかし、黒沢パートは高すぎる…。
歌い終わると、目の前がくらくらするのですが…。

さて、この「FIVE KEYS」にはまだ曰くがある。
このアルバムの最後、5分55秒あたり(この時間も思わせぶりだ)から始まる、
シークレットトラックの原曲を歌っていたアーティストが、FIVE KEYS。
曲のタイトルは「Rockin' and Cryin' The Blues」。
彼らのリスペクトが窺える逸話である。