百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

八月の鯨

これまた村上氏の作詞・作曲の名曲。
北山氏はこの曲にガツンとやられて、自作でリミックスを作ったそうな。
あんまりにも「いい曲だ、いい曲だ」とレコーディングの時から北山氏が言い続けるので、
逆に村上氏はその言葉が信じられなくなったとか。
後で聞いた話によると、この曲を聴かされた当時、
北山氏は大失恋の後だったらしく、この曲の内容が染みたらしい。
実は作った当人も大失恋の後だったとか、そうでないとか…。

「そう泳ぐのさ~♪」のくだりは、初めはスキャットだったそうであるが、
村上氏が後から歌詞をつけたらしい。

それはさておき、村上氏が自ら言っているが、
「日本歌謡史上類を見ない、ボーカルチェンジのマニアックさ」がこの曲の魅力。
ベースボーカルが出てきたと思ったら、ファルセットが出てきて…という、
日本ではなかなか聴けない、まさにマニアックなボーカルチェンジ。
これは、リードボーカルとコーラス隊という形態のコーラスグループでは出来ない技。
カラオケに入っているが、やはり5人集めて歌ったほうが良さそうである。
しかも、この曲をよく知っているメンツを集める必要がある。
独特の歌い回しなんかを熟知していないと楽しめないとみた。

この曲のリミックスをDJ HASEBEが作っている。
PVはゴスペラーズPV史上初の男前PVだ(笑)
この曲が収録されているアルバムの先行シングルが「BOO」だったため、
アルバムの宣伝のために「BOO」のPVが流れてしまうとなんなので(苦笑)
イメージ戦略を考えて、この曲でPVを作ることにしたらしい。