百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

誓い

ゴスペラーズの得意とされる?ところをふんだんに取り込んだ作品。
黒沢氏の曲は、鼻歌などから作られることもあって、
一見(見えはしないけど)簡単そうで口ずさんでしまうが、
改めて聴きなおすと難しいことが多い。
この曲もまさにそんな曲の1つ。
「時の河を越えて」とか「明日のあなたに誓うから」のくだりなんて、
口ずさむたびにメロディが違う気がする(爆)

この曲は2001年3月ぐらいに、黒沢氏がコンビニから帰る時に、
イントロやピアノのメロディが浮かんできたらしい。
そして、黒沢氏の信念である、「いい曲は一晩経っても忘れない」にしたがって、
一晩そのままにしておいたのだが、
朝になっても記憶に残っていたので、早速形にしたらしい。
しかし、その時は夏に発売するシングル候補曲を作っていた時だったので
この曲はしばらくお蔵入りとなっていた。
ところで、黒沢氏がコンビニで何をしていたかなどと訊いてはいけない(笑)

コーラスアレンジには例のJ.QUE氏がアトランタから招集された。
元々、ブリッジのところにしかなかったアカペラのコーラスを
曲の冒頭にも持ってこようと提案したのはJ.QUEらしい。
そんなこんなで、「ゴスペラーズらしさ」を詰め込んだら、
メンバー曰く「ハモリ風呂」と呼ばれるような、ハーモニーのいっぱい詰まった作品になった。
ゴスペラーズ=ハーモニー」という図式をまたこれで念押しした形になったのだが、
これでいいのだろうか…と私は疑問に思う。
「これもゴスペラーズの1つの形」というのならばいいんだけど。
この曲に関していえば、あんまりにも「らしさ」詰め込みすぎて、
ゴージャスになりすぎたようにさえ私には思える。

この曲のPVを見ていると、「忙しかったんだろうな…」と胸が痛むので見ないことにしているが、
このPVに出てくる俳優さんは「約束の季節」の時の俳優さんと同一人物らしい。

 
G10投票 14位。