百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

参宮橋

歴代の村上氏の作詞・作曲した曲の中でも珠玉の1曲と言われるアカペラ。
「参宮橋」は小田急線にある「参宮橋」だが、特に意味はないらしい。
CDのアレンジではリードの村上氏はすべてファルセットで歌い上げている。
こんな曲は日本の音楽史上、そうはないだろう。(キングトーンズくらい?)
「ファルセットの効果」という点において言えば、「ひとり」よりもいい曲だと思う。

ところが、ライブでは一変。
ファルセットと地声(表声)が織り交ぜられて歌われる。
最後のサビの繰り返しのあたりで、突然、
「行先だったら決めてあるんだ」と戻ってきて、またファルセットに行くのである。
これはもう、ガツンとやられること間違いない。
ちなみに、ライブではセリフもあったりする。
もちろん、このセリフは地声で語られるのだが、
歌の旋律に織り交ぜて語られる。
これが結構長くて、ライブバージョンは10分くらい歌われる。

そんなこの曲を、99年のヤングライオン復活祭第2景では
村上氏が一人で歌い上げた。
彼の「うたうたい」っぷりには感動すら覚える。