百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

Higher

これもアルバム「The Gospellers」からのシングルカット。
何をどう考えたらあんなジャケ写になるのか、私にはわかりません。
酒井氏の初メジャー作曲、いや、初めて「ちゃんと作った」曲らしい。
今では名曲といわれているが、
出来た当初のメンバー(特に村上氏)の評価はヒドかったらしい。
ファンからは、馬のお尻を叩いてる絵とか高級タクシーの絵とか
そういうのを描いた手紙がばんばん来たらしい。
いいセンスをしたファンが多いと思わないか!?(笑)
当時、酒井氏が掛け持ちしていたお笑いサークルのライブ用に買った
シーケンサーで曲は作られ、村上氏も手を貸したようだ。
歌詞は酒井氏がルーズリーフ3枚分のイメージを用意し、
メンバー全員であーでもないこーでもないと作られたらしい。
あのアルバムの中でもっとも煮詰まった一曲といわれている。
しかし、そんな逸話はさておき、ライブで歌われるとかなり上がります。
もう二度と書かれることもないであろう、あのモラトリアムな歌詞の世界。
メンバーが5人もいるんだから、
ああいう世界を持った人間も必要だと思うので、
酒井氏にはこの曲のような曲を作りつづけていただきたいものだ。

ライブだと、なぜか平歌(黒沢リード部分)を客席も歌う。
舞台と客席が一体となり、妙に盛り上がる一曲である。