百聞は一聴にしかず

Catch The GO'S SOULというHPにあったゴスペラーズの曲紹介を中の人が移設しています。

フィーチャリング北山陽一
北山さんがベースボーカルで歌いきるコミックソング
マチュア時代からのレパートリーらしい。
実際には入らなかったが、てっちゃんが『Down To Street』用に書き下ろしたそうだ。
なんだか和気あいあいで生バンド感が伝わって来る曲。
ギターを弾いてくれた吾妻さんはリーダーの最も尊敬する日本人ミュージシャンの一人。

ラストに北山以外4人がいうセリフはそれぞれの個性がよーく出ている。
それぞれのセリフは、村→酒→黒→安の順でループして3回目の黒沢氏で終わり。
酒井さんの「桜の枝を折ったのは私です」は、
アメリカ初代大統領ワシントンのエピソードを元にしていると思われる。
黒沢さんが「しっかりしなきゃ、長男なんだから」と言っているが、
「あなたも長男なんだからしっかりしなきゃ!」とツッコミたくなるのは私だけじゃないはず。
セリフはライブごとに違ったようだ。
 
この曲、98年からライブに参加した私はライブで全編通して聴いたことがない。
なぜなら、ラストのセリフに行く前の「大丈夫~♪」から、
ヤングの小芝居が始まるからである(笑)
この小芝居、ヤングの好きな女の子は低い声の人が好きという設定。
その女の子を含むグループで色々なところに行くことになって、
(例えば「6月4日、虫の日で虫取りに」とか
 「7月4日、梨の日で梨狩りに」とか
 挙句の果ては「9月99日スリーナインの日」なんてのも)
そこでアカペラをやることになった。
女の子に期待満々に、
「安岡君はベースボーカルよねっ?」(安岡氏、声色変えて言います(笑))
…と言われ、「もちろん(低音)」と答えてしまったヤング。
北山さんにベースボーカルを教わる、というもの。
そんな小芝居を挟んで『Mr. Bassman』にいく。

この『Mr. Bassman』、ジョニー・シンバルという人の曲(1963年)
14 Karat Soulもカバーしているようだ。
でも、ゴスが歌うときは日本語詞。
この日本語ヴァージョン、どうやら我々の両親の若いころに流行っていたらしい。
ご両親に聞いてみたら知っているはず。(60代以上ぐらい)
日本語でこの曲を歌っていたのは九重佑三子と、ダニー飯田パラダイスキング
この組み合わせでは、他にも『ヘイ・ポーラ』など様々な洋楽をカバーして日本に広めた。
あと、スマイリー小原とスカイライナーズも歌っていたようだ。
このスマイリー小原という人、かなり低音が魅力的な方らしいので曲にはピッタリだと思う。
どちらも昭和歌謡史に名を残した有名人。

ベースボーカル教えてくれよぉ!というヤングと、それを指導する北山さんの掛け合い。
最後にはヤングもちゃんとできるようになり、
リーダーに「ヤングベースボーカル」などと紹介されたりもした。

98年の衣食住ツアーでは曲前に北山さんによる小芝居があった。
気になる女の子に電話して、的外れなことをしゃべった挙句、
「明日、虹がでたら…」というセリフで芝居は終わり、
「♪そんな夢を昨日見た あれは~」と歌に入っていく。