新大阪

村上てつや、お得意のアカペラバラード。
遠距離恋愛中の男性の気持ちが描かれている。
「本当の恋と言うなら～」という冒頭の歌詞が飛び込んでくる。

1999年12月21日ぐらいに（PATi-PATiインタビューより）新大阪駅で遠距離カップルの別れのシーンを見て、
こりゃあいい、と東京に着くまでに一通り曲を作ったそうだ。
ちなみにその時期なぜ大阪にいたかというと、G5ツアー＠大阪が19日にあったからである。（と思われる）
作った当時はアカペラではなく、なんかパッとしないので選曲会議にも提出しなかったそうだ。
そして時は流れて2001年。アカペラ街のためにアカペラ曲を、ということになり、
この曲を掘り返してアカペラにしたら、あら不思議、すごくいい曲になった。
…と、いういきさつでアカペラ街で日の目を見ることになったのだった。
アカペラ街では、2001年1月30日の公演で初披露された。（たぶん）
以後千秋楽まで『シエスタ』と日替わりで歌われたため、聴けた人は結構少なかったと思われる。
その後、東京のどこかのイベントで一回だけ歌ったらしい。

歌詞の魅力もさることながら、コーラスアレンジも特徴がある。
あー♪とか、うー♪とかのコーラスだけではなく、色々な音を使うことによって曲が盛り上げられている。
一番印象的なのは大サビ（明日があるかぎり～♪）のところの「どぅ～ん」という音である。
アカペラでこのコーラスかっ？！と初めて聴いたときすごく印象に残った。
アカペラ街で見たときは酒井さんだったと記憶しているのだが、今は北山さんが出しているようだ。
私の記憶違いなのか、シングルにするにあたって変更したのか…？
そのほかにもコーラスアレンジがちょっと変えられているが、大きな変化はないと思う。

電車の中で恋人の好きな曲を聴く、という歌詞があるのだが、
その裏のコーラスで、「I miss you... 会いたくて」と言っている。
（CDだと村上氏が。ライブだとコーラス3人が「会いたくて」を除いてやっている）
これは、恋人が好きな曲は、アルバム『アカペラ』に入っている『I Miss You』なんだよ、という遊び心だそうだ。

2003年10月から、マルイの冬のコートキャンペーンテーマソングとして使われていた。

 
G10投票 19位。